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部屋の細部

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 レースのテーブルクロスはありきたりではあるが、長く薄い色の下布の上で古い銀の刃物類や可愛い皿と一緒になれば見栄えが良い。糊付けされた白い綾織はいつも使えそうだが、取扱いがたいへんなため特別の食事にとっておくのが良いだろう。無地や柄物の拭取り易い油布は実用的、魅力的、そして毎日の家での食事に良い選択である。
 典型的なスウェーデンのダイニングの中は、強い青白が広く使われた壁と白いテーブルと椅子と共に、しばしば用いられる色は青と白系の色が用いられ座席は青白のチェックで、ブラインドもそれにマッチしている。赤白のチェックもカントリーで典型的に好まれ、テーブルクロス、ナプキン、そしてクッションやカーテンにまで用いられる。ろうけつ染、ペーズリーや明るい色のプロバンス綿など強いパターンは下布として短く白いか対照的な色の布と共に用いられる。
 特別な食事のテーブルセッティングには庭から摘んだばかりの花を低い花瓶に入れなさい。もっと非日常的にはヤドリギやサンザシの実の枝、スイカズラやアイビーの蔓の小枝、フレッシュなハーブのボウル、新鮮な果物や野菜、そして明るい色のボウルや満開の一年草、マツユキソウ、クロッカスやサクラソウが入ったバスケットを使えば良い。
 照明は常にソフトで適度でなければならない。電球が見えないよう低く釣下げられた中央のペンダントは眩しくなくテーブルを照らす。それが特にテーブルが多目的に用いられ一般照明が必要な場合、家庭的なダイニングルームにする良い解決法である。サイドボードの上に補助照明にテーブルランプを置きなさい。
 カントリー風の蝋燭立て、例えば二段重ねのシェーカー風がテーブルの上に釣下げられていればもっとロマンチックである。細い蝋燭をいっぱいテーブルの上に置くことも出来るが、テーブル向いの人が見えにくくならないよう配置する必要がある。壁付けの蝋燭立ては照明としてはほとんど忘れ去られているが、シンブルな錫のものはチャーミングであり、暖炉がある場合はそのチラチラする明りがムードを更に引立ててくれる。

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