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カントリー風の台所では、特に自然に装飾された銅製のポットや平鍋や鋳物のような台所の設備器具は通常目に付くように保管される。平鍋は高い棚に置かれるか、コンロ脇の壁に掛けられたり鉄や木製のスタンドに重ねて保管される。クツキングスプーン、漉し器や取鍋は調理場所の傍にフックで吊られたり、壁やカウンター上のカップボード下にフックの付いたレールを取り付け調理器具を吊るしたりする。木のスプーンや泡立て器や返し棒はコンロ傍の背の高い陶器の壷に立てられる。
ボウルや他の陶器はしばしばオープン棚や食器棚や皿やボウルを支える棒が前にあるトラディショナルな皿立てに飾られる。もしも棚のスペースが限られたなら、ボウルは積み重ねて調理スペースの隅に置くと魅力的に見える。皿は壁や木製の水切りラックの中でも飾れる。
カントリー風なキッチンにするのに近代的なステンレスの設備を投げ出す必要はない。しかしホーローの漉し器、パンを入れるのに便利な小麦瓶、奇麗なブリキ、天秤、磁器の鋳物やテリン、刃物トレイ、ワイヤー製の卵かご、クッキーカッターやこね板などの実用と装飾を併せ持つものには充分な注意が必要である。フランスのプロヴァンスやイタリアの半艶のポットや広口瓶は奇麗なガラスのポットやスポンジ類同様たいへん奇麗に見える。
最後の仕上げは動物・野菜・果物のペイントやプリント、古い模様や垂木から吊られたりオープン棚に飾られた色々な形や大きさの籠である。