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家具

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 今日好まれている台所はビルトインタイプのキャビネットや器具である。しかしカントリースタイルはもっと放任主義的であり、自立式ストーブ、かわいい磁器が納められた白木または塗装された食器棚、コーナーキャビネットや大理石や花崗岩が天板の作業台など新旧の家具がミックスされて用いられる。
 カントリーキッチンからはあまりすっきりし過ぎた部品は排除しなければならない。しかし肉屋にあるような作業台や塗装された戸棚を使うことは部屋を穏やかに見せる。在来のビルトインタイプの台所はドアや天板を交換すると早く安く改良できる。ごく普通の台所がメラミン合板を天然木のドアにしたり、Formicaの天板をブナや石板の物にしたり、安定感のある明かりや黒白のリノリウムのフローリングにしたりすることで、極上のカントリーキッチンに変身する。
 独立タイプの家具を使うメリットは、良質の物が買えることと引越の時移動可能なことである。そしてそれは古い部屋を大切に扱うことにもなる。つまりビルトインタイプの部品に合わせるために建築的な特色を剥ぎ取ってせっかくの雰囲気を壊してしまうよりは、独立した部品を部屋に合わせて選べるからだ。
 今日の家具メーカーはある程度手作りの食器棚やサイドボードも作っている。その中にはカントリーキッチンにぴったりのオイルや石灰や弱いラッカー仕上げの物もある。肉屋にあるような作業台、貯蔵庫としての引出し、引っ張り出せる棚を組み合わせた配膳台は大きな台所では便利である。しかし小さな台所では手押し車タイプの物が空間の問題を解決する。
 スペースが極小でも小さなテーブルと数脚の椅子があれば計り知れない効用がある。余分の作業スペースになるのはもちろん、朝食やちょっとした食事に使えるし、料理中に来客は座りながら話しができる。大理石天板の洋風居酒屋にあるテーブル、折り畳めるガーデンファーニチャーやスタイリッシュな1930年代に作られた鉄製の物は慣例的ではないが意外と良い。

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