前へ | 次へ |
リフォーム費用は既存建物との関わりを抜きにプランできないので、新築のように「坪いくら」という目安は出しにくい。既存の状態は一軒一軒条件が違い、解体してみないと躯体の状況が分からないため、予想外の手間と出費がかかることもある。☆6畳間の床、壁、天井の内装材だけ変更した場合
床・天井のクロス張替えが材料費と工事費で8から10万円。床はカーペット敷きから集合住宅でも使える遮音性能が備わったフローリング張りに変更した場合、平米当たり1.7から2万円程度。☆和室から洋室に変更する場合
壁の間柱や板目天井をボードで覆ってクロス張りに、畳の床下地との段差の調整をしてフローリングを張ったとして、6畳で60万円くらいから。☆間取り変更を伴う工事
壁を1つ抜いて2部屋を繋げる場合、内装変更の費用に加えて20万円など。☆作り付けで収納家具を設けるような場合
一つ一つ造作するオーダー家具にすると、既存のシステム収納を使った場合に比べ、3から4割高くなる。☆洗面台
既存の洗面台を同じサイズ、位置で入替えた場合、配管工事を含めて洗面台の価格に約8万円増し。☆バスルーム
ユニットバスを導入した場合、20から30万円。これは既存浴室の解体、撤去、配管工事、ユニットバスの搬入から組立てまでを含む施工費全体の費用。☆キッチン
間口2.4mのシステムキッチンの標準的なセットを既存と同じ位置に入替えた場合、システムキッチンの価格の15%の取付費に加えて、解体・撤去工事に10万円、ガス・水道・排気ダクト工事の施工費に8から10万円くらい。☆工事費以外の費用
プランニングと現場監理費が諸経費として10から15%。
照明、家具、カーテンなどインテリアに関するもの
住みながらの工事の場合、キッチン、バス、トイレなどの仮設費
大掛かりな工事の場合、仮住まいや荷物一時預け、引越の費用など
その他思わぬ出費のために工事費の10%のゆとりをみておく