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豊かな庭から直送の新鮮な農産物は純粋なカントリースタイルである。たくさんのハーブや野菜の装飾品としての特性はしばしば許されるが、キッチンガーデンとして孤立させるよりは、フラワーガーデンに全ての種類を取り込むことができる。チャイブ、タイム、パセリ、ラベンダーやローズマリーでエッジをつくればもっと伝統的な小箱を代替えできる。赤や緑のキャベツ、茎のピラミッドで育てられるエンドウや豆、そして球形のチョウセンアザミは主庭で重要な位置を占める林檎や桃の果樹の生け垣や扇形と同じくらい美しい。
大きなカントリーハウスでは伝統的に、分離されたキッチンガーデンは動物を避けるために柵をされているだろう。ハーブや野菜は直線的なものよりも装飾的な花壇でもっと効果的である。そこにはフサスグリの繁み、スタンダードなグズベリーやクラブアップルの木、さらに月桂冠でさえ四角やピラミッドに刈り込まれ、エントランスやフォーカルポイントとして一対で植えられる。これは収穫のあと新しい野菜を植えるなど、フラワーガーデンよりももっと手入れが必要で頻繁に変化させなければならない。
もしハーブガーデンのスペースがあるなら、ちょっと珍しい種類を植える価値はある。アイスドリンクに加えるサラダバーネットや青い花のルリヂサ、フランスでは料理用ハーブとして有名な繊細な香りのチャービル、魚料理に使われるレモンバーム、胡椒のようなサボイ、セロリを連想させる香りのラベージなどがある。タイム、セージ、マジョラムやミントも変わった品種がある。料理にちょっと変わって素晴らしい味を加えるミントは奔放に育つのでコンテナ栽培がベストである。バジルのようなデリケートな一年草は素焼きの鉢で日当たりの良い窓の敷居に置く。そして特にお気に入りのハーブは台所ドアのすぐ外に大きな鉢で置く。
小さなガーデンでさえ最低1本の果樹を植える場所はある。林檎、桃、プラムや西洋梨は小さな株でも育てられる、それらは壁やフェンスにもたれたりそばで生垣や扇形に剪定される。自由に伸びるのを許された独立した木はゴッホの桃のような威厳を表し、丈のある草のカーペットで取り囲まれてもよい。黒や赤のフサスグリ、グースベリーやブラックベリーは流行に合わないように見えるが、庭で愛らしいちょっと苦く甘い実を付け特にスタンダードなグースベリーは仲間入りさせる値がある。ブドウは甘い実を付けるには日当たりが必要だが、素朴な四阿やパーゴラで育てると椅子のために木の葉でデリケートなカバーとなり日陰を作ってくれる。