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ちょっと床を地面から上げて壁なしの屋根を作ったポーチやベランダは、容赦のない太陽や雨やみぞれから重要な建築要素を守るためにほとんどの国で用いられている。そして極端な北部をのぞくいたるところで、それらは夏場のリビングとして楽しめるオープンエアーな場所としてとらえられている。
ポーチはインドアでもアウトドアでもないが、外の明さや暑さと中の冷たさと薄暗さの中間の効果をもたらす。通りを見渡すポーチは近隣や通行人と話しをするステージとして用いられる。またはそれらはフェンスや生垣でもっと隔離さたり囲まれたりしているか、家の横や後ろに隠されている場合もある。
New Worldの素晴らしい邸宅では、ベランダははしけ板や鋳鉄で装飾した木材で造られている。硬木の床は家から庭まで板張りされ、しばしばそれらは風雨にさらされて銀のような色になっている。屋根は傾斜やカーブをしており、しばしばヨーロッパで不当に過小評価されている波板鉄板で造られている。それに対しポーチはしばしば家の壁と同じ素材の石やブロックで頑丈に作られていて、屋内の限界を伸ばしたり見物人を陰に引き込む周辺物として見られる。