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エアコン

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 一台で冬暖かく夏涼しい室内環境を作り出せ、新築の家では最低1台は設置している例が多く、かなり普及している。
 選ぶ際には、まずインバーター付きかどうか、暖房時にどんな働きをするか、さらにその他の機能はどうなっているかを確かめる。このほか、操作リモコンは見やすく出来るだけ扱いやすい物を。また前面パネルが取り外せ丸ごと水洗いできるタイプが手入れが楽。
 価格的には、以上の機能を一通り揃えた物ならば8畳タイプで20万円前後が中心。

☆熱源
 電気のエアコン(ヒートポンプ)…一般的。冷房時は室内の熱を屋外に排出し、暖房時には逆に室外の熱を熱交換し、暖かい空気を運ぶ。
 ガスエアコン…屋外機でガスを燃焼させその熱を室内に送り、冷房はヒートポンプ式と同様電気だけを使う仕組み。

☆インバーター
 エアコンの心臓部であるコンプレッサーのモーターを、速く回したりゆっくり回したりする装置のこと。モーターの強弱を調整でき、暖房時には室温が低いとコンプレッサーをフルスピードで回転してすばやく暖め、適温になればパワーダウンし、快適な温度が維持できる。

☆PAM(パルス電圧振幅制御方式、Pulse Amplitude Modulation)
 従来より高い直流電圧を生み出せるため、高速回転時に効率よくコンプレッサーの運転ができる。

☆PWM(パルス幅制御方式、Pulse Width Modulation)
 低速回転時の高効率運転に適する。

☆エアコンの機能
 省エネ…各社とも消費電力を抑えつつ高い能力を引き出せる物を開発している。指標はCOP(エネルギー消費効率)で表され消費電力1kw当たり何kwの能力を引出せるかをいい、大きいほど効率が良い。

 温度・気流の制御…瞬時に強い温風を出したり、室温と設定温度の差を察知して風量や温度を調整する。吹出口のフラップに工夫を凝らし、風向きを変えて広い範囲に風を送ることも。暖房時に足元が暖まらないのを防ぐため、床面を広く暖めるタイプが多くなっている。

 コンパクト化…カーテンレールの上に収まる室内機や、ベランダに設置できる室外機が増加。

 静音化…睡眠中に稼動させた場合、専用ボタンを押せば、室内外機の音を抑えられるものもある。

 空気清浄、除湿、脱臭…空気の質を調整する機能が充実し、除湿機能の高い製品が出てきている。ガスエアコンでは「アメニティ・ドライ機能」で除湿で温度が下がった空気を再加熱して吹出すため冷風感がないタイプもある。

☆ビルトインタイプ
 室内機の出っ張りが気になる人に。前面の専用グリルだけしか見えず機器の存在感が薄れるため、インテリアにこだわりたい部屋や和室に最適。家を建ててからの導入は難しいので設計の早い段階から検討を。

☆マルチエアコン
 エアコンを2台以上入れるなら、複数の室内機を1台の室外機で稼動させるシステム。室外機がいくつも並ぶことなく、外回りの美観が損なわれないメリットもある。家を建ててからの導入は難しいので設計の早い段階から検討を。


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