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☆秋の窪み
窪みに気持ち良く横たわる半木造の家は石と在材のブロックで造られている。急勾配な屋根、鎧戸、贅沢な窓の装飾と煙突はカントリーの典型的な特色である。つかみ帯のようなドアノッカーはしばしば想像的な気まぐれの対象となる。☆地方の多様性
カントリーのエクステリアはあたかも周囲の自然の一部であるかに見えるのが成功例である。イギリスの粘板岩屋根の奇麗な家はツルバラで飾られている。入口を覆う精巧なアーチの戸口は暗いホールとその先をミステリアスに構成している。
一方、18世紀初頭のConnecticut地方の魅力はそのシンプルな細部処理とハッキリしたラインである。白の表面仕上げにたいへん薄い黄色を塗り、ドアは緑に着色し、家全体が暖かくなるよう暖炉を中央に配置して下見板の家はデザインされている。
フィンランドスタイルの暗色系の下見板は松の森に溶け込んでいる。木材はこげ茶色のステイン材で塗られ、窓と屋根は塗らずにおかれ装飾的効果を出している。厚板はコーナーで互いに溝を付けられ、家が厳しい気候の中で自然に伸縮できる。このようにして木と金属で起こる食い違いを防いでいるのである。
施設救貧院の列はその地方のピンクがかった漆喰壁、はしけ板とタイルの屋根が特徴的である。左には藁葺屋根の古い施設がある。☆フランス風の支柱
フランスの家のこのポーチには大きな梁がつっかえ梁で補強された厚い角材によって支えられている。似たような構造物は醜い壁やあまりに大きな窓にみられるが、藤の蔓の完璧な支柱となる。☆香りある美しさ
ツル性植物は特にこの家にリースをかけたような写真のように、ありきたりなエクステリアを生き生きさせる方法である。いくつかの種類は常緑であり、一年中エクステリアをカバーし、春夏には花も咲かせる。花を長く楽しむには幾つかの種類を植えれば良い。☆葉の楽しみ
夏中花が咲くpelargoniumは似たような形の3つの壷から溢れ出ていて、その脇には樽を半割にした物に大きな葉が一杯である。
下の写真の果樹は窓を縁取りするように仕立てられている。その手法が普通の風景を巧妙で装飾的に和らげている。