前へ | 次へ |
窓とドアによって作られる模様は建物に本当の特徴を付け加える。それらの配置方法や形や大きさは見栄えの全体評価に影響し、伝統的に調和の規則にのっとっている。それら簡単な規則は普遍的であり、本能的にシェーカー教徒やメキシコ人、オーストラリア移住者やイギリスの大工は一様に理解していた。彼らはドアから窓、テラス窓から床の上にある物たち、同様に屋根から建物の外壁の平らな板、そして装飾の適切さの関係を秩序立てた。
もしも窓があまりに広く大きければそれらの形は半開きの鎧戸の付加、植生、またはカラス枠を黒で塗ることでがらりと変わってしまう。狭いか小さな開き窓は白で塗ったり全開きの鎧戸の付加によってそれらを広く見せる効果がある。アルミの窓枠はカントリースタイルの家にはお勧めできない。
通りからは、家は高い常緑の生垣、ブロック塀やペイントされたフェンスによって隠れているかもしれない。人々の視線は門や通りからの家の眺めからカントリー風エクステリアのフォーカルポイントである玄関ドアへと導びかれる。もしもドアが建物のキャラクターから外れていたらそれは建物全ての見栄えを壊してしまう。最も良い改良法はドアをもっと調和した物に交換するして入口をツル植物やラベンダーなど地被製の茂みで和らげることである。色はドアのスタイル同様に正しい印象を与えるのに重要である。それは周りの壁の素材感や地域の日射に調和していなければならない。寒い地方では濃い緑や黒と赤等の大胆でシンプルな色が好まれ、暖かい地方ではソフトな青や緑、ピンクや黄色が良く似合う。カントリースタイルは成功させるのに歴史的な詳細は要らないが、より折衷的で直感的な感じである。テラコッタパネル、大理石の柱、木の頂部装飾、風見鶏など、どの時代や様式からも超越している物は玄関口に独特の魅力を与える。