ホーム :外観 :

素材

前へ 次へ

 木はしばしば最も安価で近づきやすい素材である。それは全世界で構造材として使われたり、北米、オーストラリアやニュージーランド全体でバンガローとして広く使われてきた。バンガローはベーシックなスタイルという点で欧州の石造りの農家と似通っているが、地域の状況により違っている。例えばニュージーランドの場合のベランダはより暑い気候のオーストラリアよりも一般に細い。オーストラリアではベランダはダイニングエリアやリビングルームとして屋外の部屋として用いられる。装飾のタイプは鋳鉄であれ木であれ地域の商社や職人にり作られた様式によって地域で千差万別である。
 欧州中の田舎の家では石は一般的な材料である。アイルランドの小さな2階建の家は地面から集めた石を使っている。英国Cotswoldsの黄色い石灰岩や南仏Roussillonの赤や黄土色の石はテキサスの農家で砂岩がしばしば用いられるように地域で採石され大きなブロックに切出される。屋根材も地域性を反映している。Cotswoldsでは粘板岩が用いられ、丸く赤いタイルは地中海地方に特徴的であり、テキサスの石とモルタルの家は木の屋根板で葺かれている。ある地域では石の壁は化粧漆喰やカラフルな地域の土や砂で覆われる。
 土はメキシコや南西アメリカでは日干し煉瓦として平らな屋根の低い階の家に用いられる。それは土着のアメリカ人に長く用いられた技術であり、スペイン人が植民地とする時に北アフリカで彼らが習った土と砂を藁と混ぜて天日で乾かす方法を採用したものである。
 なじみ深い長方形の焼煉瓦は全ヨーロッパと新世界の一部で用いられている。ヨーロッパの移住者、特にドイツ人はアメリカにブロックとブロック製法を輸入した。彼らは切妻作りの形とブロック積み模様も持込んだ。例えば赤と灰色のブロックはダイヤ模様や短辺と長辺を交互に並べるFlemish張りで並べられるだろう。


外観 に戻る