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室内ドア

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 来客の目に触れるLDには無垢板や突き板のドアを、寝室や子供部屋には化粧シート張りタイプを用いてコストを調整するのも方法である。高さは2mが一般的。
 ドアの前後には開閉のためのスペースが必要であり、不都合な場合は引き戸を検討しても。

☆室内ドアの形態
 片開きドア…一般的。
 親子ドア…片側に子扉が付き、親扉とともに開閉できる。
 両開きドア…2枚の扉を中央でワイドに開放する。

☆ドア材の材質
 無垢板…一枚板で構成された無垢材。高価だが、高級感と開閉時の重厚な手応えが魅力。
 突き板…芯材に高級木の単板を張ったもの。多くの製品があり、木材のグレードで価格帯が異なる。上は40万円台があるが10万円台の製品がよく売れている。
 化粧シート張り…表面に塩化ビニールなどの化粧シートを張ったドア。方開きスタイルでは、10万円以下から手に入る。

☆部屋の用途に合ったドア選び
 ガラスはめ込みタイプ…明るさや開放感を出せることから、LDなどのパブリックスペースに通常用いられる。暗くなりがちな廊下に採光をもたらす利点も。ガラスは上からしたまで、あるいは腰上だけに入ったタイプがある。格子入りガラス、ステンドグラス入りなどデザイン性豊かな物が多い。
 全面パネルタイプ…静けさやプライバシーが必要な、寝室や書斎などの部屋に適している。表面に框カマチを彫った工芸調の物なら高級なイメージが演出できる。
 明かり窓付き…上部に小さな明かり窓の付いたドアは、洗面室やトイレなどサニタリー空間向き。入室状況が確認できる上、電気の消し忘れなども分かる。
 換気口付き…ドア下方にガラリが付き自然換気が図れるようになっている。明かり窓付きのドアと同様、洗面室、トイレに向き両方が付いたタイプもある。
 防音ドア…より静かな環境を作りたい場合に用いる。寝室や書斎などの一般部屋用から楽器演奏、オーディオなどの音楽ルーム専用の遮音性能の高い物までが開発されている。


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