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床材

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 床は部屋の中で面積が広いぶん、デザインや価格の面で大きな影響を与える。

☆主な床材の種類と特徴
 フローリング…ナチュラルな印象の室内に仕上げられ、どの空間にも広く適し人気が高い。仕上げ塗装がしやすく色が奇麗に出るナラ材が多く坪単価2万円前後の製品が中心。断熱性や強度に優れ、適度な弾力性と肌触りの良さを持つ。むく材の他、ベニヤ合板を基材にして、表面に天然板の単板を接着した複合フローリングがある。値段は高めだが防音タイプもあり、2世帯住宅や2階にLDKを配した逆転プランの家におすすめ。
 コルク…コルク樫を原料とした木質系床材。弾力性に富み足腰への負担が少ないことから、どの部屋にも広く利用でき、また一般的なフローリングよりも防音性が高く、ピアノ室や2階の寝室などにも適している。
 カーペット…従来から床材の代表格のひとつ。材質はが天然ウール素材で平米単価7から8千円が売れ筋、合成繊維では耐久性の高いナイロンがよく出るがアクリルなどもある。毛足の違いでカットタイプ、ループタイプ、カット&ループタイプがある。カットタイプは感触が柔らかで寝室向き。ループタイプは弾性回復性がありLDや廊下に向く。近年はダニの問題で敬遠されがちだが、掃除機をまめにかければ問題ない。
 タイル…耐水性・耐久性に富み、汚れ落ちが良く、浴室への使用が中心。15から20cm角にするなら、表面に凸凹のあるノンスリップタイプを選ぶ。
 石…大理石は居間、御影石、玄昌石はアプローチや叩きに用いられる。
 クッションフロア…樹脂系の素材で、クッション性があり、物を落としても壊れにくく足腰への負担も少ない。耐水性に優れキッチンや洗面室など水回りに適した素材。色柄が豊富にそろい、淡い色調や無地、柄入りでは大理石調が良く売れる。耐久性はやや劣るが平米単価は平均2から3千円と安価なので、汚れてきたら比較的容易に張り替えられる。


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