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門扉

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 アルミ形材が一般的で両開き(幅120から140cm)で10から20万円前後で手に入る。色は白、黒、ブロンズで、最近は洋風、和風や和洋折衷何れの家にも合わせやすく、落着いた印象に見せられる黒が主流。

☆門扉・フェンスの種類と特徴
アルミ…現在最も多く使われている。錆や腐食に強く、耐久性に優れる。製法で「形材」、「鋳物」に分かれるが、軽量で比較的安価な「形材」が一般的に用いられる。デザインは直線を生かしたシンプルな物が中心で中央パネル部分が格子やメッシュなど開放的な物が数多く出ている。単調さを避けるため最近ではガラスや石片をあしらって高級感を演出した物もある。「鋳物」は形材より重量感があり、成形方法により曲線の構成が可能で、装飾性豊かな高級感のある製品が多く出ている。色は黒、白の他に青銅色、グレー、ブルー、ブラウンといった焼付塗装色があり、より表情豊かである。中には、枠が形材で、中央パネル部材に鋳物を用いて装飾を施した複合タイプも見受けられる。価格は高いが、門回りに豪華さや個性を出したい家向き。アルミ材は年に数回の水洗いと乾拭きだけで効果があるが、汚れが目立った場合は中性洗剤を薄めた液で汚れを落とし、洗剤が残らないように水洗いしてから乾拭きする。
木…昨今の自然志向の高まりとともに登場した天然木を素材にした製品。ナチュラルな質感や暖かな肌触りが好まれる。軽量で強く、加工しやすく、断熱性・遮音性に優れるなどの利点を備え、腐りやすく虫や菌に侵されやすい欠点もある。最近は防腐処理を施した製品もある。施工後は塗装が退褐するので、数年後とに再塗装すると美しく長持ちさせられる。
アルミ+木…木の持つ自然な優しさや美しさとアルミの強度をミックスしたもの。現在は高価。
スチール…従来主流だったがアルミに商品が移行している。強度に優れながら加工性に富み、価格も安いが、耐食性・耐候性に劣るのが欠点。

☆機能面
ハンドル…形や錠の異なった幾つかのタイプが用意されている。中でもプッシュプル式は外側からはハンドルを押すだけ、内側からは引くだけで開閉でき、買い物の荷物で塞がった手でも簡単に操作でき使い勝手が良い。
電気錠…室内から施錠・開錠可能。インターホンやテレビカメラと連動させて表に出ずに来訪者を確認し、扉を開けられる。外から暗証番号で解錠で切るシークレットスイッチ機能もあり、外出時に鍵を持ち歩かなくて済む。玄関ドアの機能と重複しやすいので必要性を十分考慮して導入のこと。

☆設置のポイント
開閉方向…内開きは内側のアプローチ部分も広く取る必要がある。外開きは門の位置を道路から後退させておかないと、扉が通行人や車に衝突する危険もある。
門扉の位置…来訪客が準備をしたり安全面からゆとりのスペースとして道路境界線から通常90センチ、少なくとも30センチ以上は敷地に後退して設置する。
門と建物の玄関の位置…門は玄関の正面では家の中が丸見えになるので少しでも左右にずらすか斜めから入れるよう工夫し道路からの視線を避ける。やむを得ない場合はアプローチの途中に植栽し視線をカットしたりオブジェを置いて注意をそちらに向ける。


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